セラピストは、その人が「したいこと」、「挑みたいこと」、 「する必要があること」、「することを期待されていること」 を評価し、目標設定とその共有が重要です。すなわち、目指 すべき目標設定(作業)は十人十色です。我々は、作業なし では存在できません。そして、けっして第三者の価値間で その人の活動を当てはめるわけにはいかないのです。

   認知症アプローチでは、「その人に寄り添う」や「その人 中心」という言葉をよく耳にします。これは認知症の方に関 わる時の土台になる考え方です。今回、この土台を踏まえた 上で、作業を基盤にした認知症の方ご自身を取り戻す手立て をお伝えします。本講義の到達目標は、認知症により作業が 出来なくなり自分を見失った方に、その人であり続ける作業 と再びつなげるアプローチができるようになることです。 今日から実践でき評価や介入方法も紹介します。その人を 作業で捉えることで、認知症に対する新たな発見ができる ような講義にしたいと思います。



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